アーカイブ年: 2018
寺村 シモン
スタッフ紹介その素晴らしさを感じてもらえるバッグ、
誰からも認められるデザインを追求したい。
デザイナー寺村 シモン
バッグのデザイナーになりたいと思い、新宿の伊勢丹でさまざまなバッグを見ている時に「バルコスJライン」に出会い衝撃を受けました。他のバッグにはない個性の輝きを感じたからです。私は見掛け倒しのバッグが好きではなく、デザインの中に制作する者の確かな意図や思想、機能などが息づいているものが良いと思っています。「バルコスJライン」は、不思議なフォルムを持ちながら、そこに使いやすさであるとか、強さ、安定性などが見事に備わっていました。何よりも、職人の技を強く感じさせる卓越した縫製技術に感心しました。すぐに会社を調べたらタイミング良く説明会があり、それで応募したのが入社のきっかけです。
新卒から運良く入社することができ、1年目からやりたかった「バルコスJライン」のデザインを担当させてもらうことができました。実際にデザインしてみるとブランドのアイデンティティである日本の良さ、技術の高さを表現することが難しく、時には職人さんとぶつかることもあります。また、大人の女性にふさわしいラグジュアリー感を出しつつ、使いやすさも備えていなければなりません。そうした総合的なバランスを考慮しながらデザインすることが「バルコスJライン」の難しい所だと思います。
こだわりを持って取り組んでいる点は、高い職人技に裏付けられた品質です。高度な技術があるからこそ可能となるデザインを生み出し、それを見せつけることによって他ブランドとの圧倒的な違いを出したいと思っています。追求しているのは、普遍的なデザイン。たとえば、自動車のミニクーパーは何十年たってもミニクーパーらしさを維持し、世界中で愛されています。そうした、長くいつまでも手にしてもらえるようなオンリーワンのデザインを自分の手で生み出したいですね。道はまだまだ遠いですが、仲間や環境も含めバルコスだからこそ実現できると思っています。
ジョアンナ アクレニウス
スタッフ紹介日本人にはない感性を
のびのびと活かすことができる。
デザイナージョアンナ アクレニウス
フランスから日本に来ましたが、日本語が上手ではないためコミュニケーションという点で苦労しています。生活スタイルも異なるため、最初の頃は毎日が大変でした。
現在は坪内のアシスタントとして、「ハナアフ」のデザインを担当しています。
経験が浅いため、時々おかしなデザインを提出して困らせることもありますが、私の個性を尊重し、自由にデザインさせていただけるので、楽しくのびのびと働くことができています。また、社長をはじめまわりの方が非常に優しく接してくれ、みんな仲が良くとても雰囲気の良い会社だと思います。
「ハナアフ」とずっと向き合っていますが、やればやるほどその難しさがわかってきます。ブランドの特徴を損なうことなく、その上で新しいものを考えなければいけない点が特に難しいと感じています。いまは、さまざまなことを教えていただきながら大切なことを吸収し、いつの日か私がデザインしたと胸を張って言えるようなバッグをつくりたいと思います。
坪内雅人
スタッフ紹介人気ブランドだからこその難しい課題に
挑むことは大きな楽しみでもある
デザイナー坪内 雅人
バルコスに入社する前は、東京のアパレルメーカーでレディスファッションのデザインをしていました。家族のことや、将来のことなどを考えて地元倉吉に戻ってからバルコスの存在を知り応募しました。それまで、バッグのデザインをしたことがなかったため、当初は戸惑うことばかりでした。たとえば、見た目ばかりを優先し、持ち手の強度が不足していたり。単純にデザインだけではなく、使い勝手や強度、素材、縫製など、デザインをする上で知っていなければいけない基本的なこと教えてもらい、つくりながらそれらを学ぶ日々を送りました。
現在は「ハナアフ」のデザインを担当しています。最も難しいと感じるのは、「ハナアフ」はデザインも個性もすでに完成されていること。その上で、次の新しさを求めなければいけないことです。「ハナアフ」は、折り紙のようにたたんで形を変えるという大きな特色を備えています。子供と折り紙を楽しんでいる時も、つい「ハナアフ」のことが頭に浮かび、遊びながら仕事をしているような変な感覚にとらわれてしまいます。完成度が高い分、自分の力でどう変えることができるか、挑戦する楽しさを感じながら日々格闘しています。
ファッションというものは、着る人、手にするその人が楽しいと感じることが最も大切だと思っています。ですから、常に楽しさの要素を意識し、デザインしていきたい。「ハナアフ」が特別なバッグではなく、たくさんの人がそれぞれの感覚で自由に楽しめるバッグになればいいと思います。
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<開催店舗>
倉吉本店
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米子天満屋
一畑百貨店 松江店
一畑百貨店 出雲店
倉敷天満屋
福屋西条店
「VOGUE」3月号にBARCOS J LINEが掲載
メディア掲載情報, 雑誌
「BARCOS J LINE」の単衣型パイソンバッグが、
ファッション雑誌「VOGUE」3月号の別冊に掲載されました。
こちらのバッグは、上質なパイソンと
ピックスキンを貼り合わせる単衣型。
熟練職人が絶妙な「感」により
ミシンの上糸と下糸を調節し、
一針一針丁寧に、まるで1枚の革のように
美しく仕上げたもので、
この気の遠くなるような作業により、
軽くてしなやかなバッグとなります。
ホワイト×ブラックとブラックの2色展開で、
どちらも違った存在感を放ちます。
是非店頭にご来場いただき、
実際に手にとってご覧下さいませ。
「VOGUE」3月号にBARCOS J LINEが掲載
BARCOS J LINE, プレス「BARCOS J LINE」の単衣型パイソンバッグが、
ファッション雑誌「VOGUE」3月号の別冊に掲載されました。
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ピックスキンを貼り合わせる単衣型。
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現在は「バルコスJライン」の大谷リュウジ氏とのコラボレーションモデルを
担当しています。大谷氏は有名なイラストレーターなので、最初は接するのが不安でしたが、とても気さくな方でさまざまなアドバイスをいただきながら、良きパートナーとして取り組むことができています。他にドイツのブランド「ピカード」を日本向けにアレンジしてデザインする仕事、そして「BARCOS」も担当しています。
会社の特長のひとつに、中国にサンプル工場を持っているということがあげられます。高い技術を備えており、デザインの図面を送ってから1週間程でサンプルが手元に届きます。非常にスピーディーで会社の大きなメリットとなっていますが、時にこのスピード感が私を窮地に追い込みます。デザイナーはノルマとして毎週5つのデザインを起こし、中国に指示書を送らなければいけません。このペースが大変で、デザインが思い浮かばない時は本当に逃げ出したい気持ちになります。また、製品の発売や発表会など、必ず先のスケジュールがあるため、そこに間に合うように納得のいくものをつくらなければなりません。そうした時間とのせめぎ合いが、仕事の中で最も大変と感じる部分です。
私は横浜で育ち、大学は東京でした。倉吉に来た頃はデザインの刺激が少ないと思っていましたが、いまは逆にさまざまな情報に流されず自分が思ったものを追求できる点で良い環境だと思っています。入社5年目ですが、まだまだ勉強の毎日です。貪欲に知識と技術を習得し、街のあちこちで女性が手にしているような爆発的なヒット商品をいつか生み出したいと思っています。